開発効率化

ccpocketにレートリミット残量を表示させた話 — USBなしでiPhoneアプリもワイヤレス更新できた

Claude Code と Codex を iPhone から使えるアプリ「ccpocket」に、レートリミットの残量表示を追加しました。ccpocket はオープンソースの Flutter アプリをフォークして使っています。あわせて USB なしで iPhone アプリをワイヤレス更新する手順も整理したので、Flutter 開発者にも参考になると思います。

やったこと

  • ccpocket のセッション一覧画面に CC / Codex のレート残量カードを表示
  • Bridge サーバーに BRIDGE_ENABLE_USAGE=1 を追加
  • 同一 WiFi 経由で iPhone にワイヤレスデプロイ
  • Codex スキルを Claude Code からも使えるように共有

1. Bridge サーバーに使用量取得を有効化する

ccpocket は Mac 上で動く Bridge サーバー(Node.js)と WebSocket で通信しています。Claude Code のレート情報を取得するには、Bridge 側で明示的に有効化が必要でした。

LaunchAgent の plist に環境変数を1行追加するだけです。

<key>BRIDGE_ENABLE_USAGE</key>
<string>1</string>

追加後に Bridge を再ロードします。

launchctl unload ~/Library/LaunchAgents/ai.ccpocket.bridge.plist
launchctl load ~/Library/LaunchAgents/ai.ccpocket.bridge.plist

2. セッション一覧にレートリミット残量が表示される仕組み

RateLimitCard という Flutter Widget が、CC と Codex それぞれの残量を表示します。

  • 5時間ウィンドウ:直近5時間の使用率
  • 週間ウィンドウ:7日間の使用率
  • プログレスバーで残量を色分け(緑 → オレンジ → 赤)
  • リセットまでの残り時間も表示

Bridge に接続されると自動で requestUsage() を呼び、usage_result メッセージを受信して表示します。データが届くまで非表示になるため、Bridge 未接続時は邪魔になりません。

3. USB なしで iPhone にワイヤレスデプロイ

同じ WiFi 上にいれば Flutter のワイヤレスデバッグが使えます。

前提:最初に一度だけ USB でペアリングが必要です。その後はケーブル不要になります。

# デバイスが検出されているか確認
flutter devices

# ワイヤレスでインストール
flutter run --release

Mac mini + iPhone という組み合わせでも、家の WiFi 経由で問題なく更新できました。Shorebird などの OTA ツールを使わなくても、開発中のアプリを手軽に確認できます。

4. CC と Codex でスキルを共有する

ccpocket の更新フローをスキルとして定義しました。Claude Code のスキルを Codex からも使いたい場合、リポジトリ内の .agents/skills/ に置くだけで両方から参照できます。

<repo>/
└── .agents/
    └── skills/
        └── my-skill/
            └── SKILL.md   # CC・Codex 両方が参照

グローバルスキルの置き場所は CC と Codex で異なります。

  • ~/.agents/skills/ → CC・Codex 共通(グローバル)
  • ~/.claude/skills/ → CC 専用
  • ~/.codex/skills/ → Codex 専用

Codex 側にすでにあったスキルを ~/.agents/skills/ にシンボリックリンクすることで、CC からも同じスキルを呼び出せるようになりました。

まとめ

  • BRIDGE_ENABLE_USAGE=1 を追加するだけで CC / Codex のレート情報が取得できる
  • Flutter アプリは同一 WiFi でワイヤレス更新できる(初回 USB ペアリングは必要)
  • .agents/skills/ は CC・Codex 共有のスキル置き場として使える

レートが残り少なくなったときに別プロバイダーへ自動切り替えする機能も今後追加予定です。

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