この記事を書く前、公開済みの記事は28本。それなのに、Google検索からのクリックは、たった1件でした。
これは2026年9月9日〜10月6日の、確定済みの検索データで確認した数字です。しかも、その1件は新しい記事ではなく、以前から公開している記事へのクリック。記事を書き足す前に、まず何が起きているのかを知らないといけません。
ichigoro.comをもっと読まれるブログにして、いつか収益にもつなげたい。そう考えて、10月9日はアクセスを増やす方法を片っ端から試すのではなく、現状を調べるところから始めました。この記事は、その最初の1日の記録です。
28本の記事があるのに、検索結果ではほとんど見つかっていなかった
この記事の公開前にWordPressで数えてみると、記事は28本、固定ページは9ページありました。これだけあれば、何かしら読まれているのではと思いたくなります。
ところが、Google Search Consoleの確定済みデータでは、サイト全体で検索クリック1件、検索結果への表示は2回。しかも測定対象は9月9日から10月6日までで、10月7日・8日のデータはまだ確定していません。検索からの集客は、少なくともこの期間にはごくわずかでした。
一方、WordPressのPV監視プラグインには、10月3日〜8日に466件の表示イベントが残っていました。「それなら466人は読んでいる?」と思うかもしれませんが、そうではありません。自分で開いた画面や自動テストなどが含まれる可能性があり、Google検索のクリックとも別の数字です。
同じ「アクセス」に見えても、何を数えたのか、いつ数えたのかが違います。まずはそこを分けて考えることにしました。
記事を増やすより先に、測れる状態をつくってみた
数字を調べて分かったのは、検索流入が少ないということだけではありません。そもそも、どの記事が読まれ、そのあと何が起きているのかを追う準備が足りないということでした。
そこで最初に、WordPressの公開記事と固定ページを棚卸しし、Google Search Consoleで検索からの入口を確認しました。日付と集計方法をそろえておかないと、あとで「アクセスが増えた」と思っても、その変化を確かめられません。
次に用意したのがGoogle Analytics 4(GA4)です。これはサイトに来た人がどのページを見たか、どこから来たかなどを調べるための仕組み。WordPressには計測用のタグを1つだけ追加し、もともとのテーマを書き換えずに、必要なら元に戻せる形にしました。
作業ではChatGPTやGitHubも使いました。調べたことや設定変更をIssueに記録しておけば、数週間後に数字が変わったとき、「何をいつ変えたっけ?」と振り返れます。記事の日本語を読みやすくするルールや、公開前の機密情報チェックも、この機会に整えました。
ここまで整えた仕組みを図にすると、こんな構成です。Google検索の表示回数やクリック数はSearch Consoleで、サイト内の閲覧はGA4で扱います。GSC Wizardはその2つのレポートを同じ画面で確認するためのツールです。
GA4は動き始めた。でも、読者が増えたわけではない
ここは少しややこしいところです。GA4のタグを入れたあと、検証用のブラウザからページを開くと、page_view(ページの表示)とscroll(スクロール)の通信がGoogleに送られ、HTTP 204の応答が返ってきました。Search ConsoleとGA4をまとめて見られるよう、GSC Wizardでの連携も済ませました。
ただし、これは計測用の通信ができたという確認です。GA4の通常レポートに数字が反映されることや、実際の読者が増えたことまで証明したわけではありません。新しい計測を始めても、導入前のアクセス数をあとから取り戻せるわけでもありません。
それに、記事を読んだ人が問い合わせボタンを押したのか、相談につながったのか、実際に売上が生まれたのか。そこはまだ分かっていません。「記録がない」と「ゼロだった」は、きちんと分けておく必要があります。
なお、海外からの訪問者に対するCookie同意やプライバシーポリシーとの整合性は、引き続き確認が必要です。広告向けのデータ利用を無効にするなどの制限は入れましたが、これだけでプライバシー対応が全部終わったとは考えていません。
では、これから30日間で何を変える?
「とりあえず毎日記事を書く」と決めるのは簡単です。でも今のブログに必要なのは、記事数を増やすことより、読者が探している答えを届けられているかを確かめることだと思います。
最初の1週間は、Search ConsoleとGA4で今ある数字を確認する。2週目には、AI開発や自動化、エンジニアの実務について書いた既存記事の中から、読者の疑問にもっと答えられそうなものを見直します。3週目は検索からの流入や記事内リンクの反応を調べ、計測できていない部分も洗い出す予定です。
そして4週目に、問い合わせなどの反応と、記事の修正にかかった時間・費用を見比べます。手応えがなければ、ただ記事を増やすのではなく、テーマや読者への案内の仕方を変える。収益化の方法や単価を考えるのも、誰かが実際に価値を感じてくれた証拠が見えてからです。
1クリックから、どこまで育てられるだろう
今日の作業でアクセスが急に増えたわけでも、売上が生まれたことを確認できたわけでもありません。それでも、少なくとも「何が分からないのか分からない」状態からは一歩進めました。
この「ichigoro.com成長記録」では、アクセスが伸びた話だけでなく、検索されなかった記事や、反応のなかった試みも、そのまま残していくつもりです。AIで作ったものが本当に読者の役に立つのか。そこから収益までつながるのか。数字を見ながら少しずつ確かめていきます。
次回は、28本の記事の中から、どれを最初に改善するか。記事の数ではなく、読んでもらえる理由を考えるところから始めます。
同じようにブログのアクセスに悩んでいたら、お問い合わせから「この数字も見るといいよ」といった意見をもらえるとうれしいです。